私たちは一日のうちに、様々な考えや感情が湧き出てきます
「今日は雨だから仕事に行くのが億劫だな」とか「夫が家事の手伝いをしてくれない」だとか「仕事でミスして酷く怒られてしまった」等々、様々な思いを発しています
こうした思いを自覚せずに、ただただ垂れ流すように、発してしまっていまいでしょうか?
自分が今日一日、どのような思いを発していたか、振り返る人はまれかも知れません
ですが自らの人生を良き方向に変えたいと願うなら、その日々に発する思いの質を変えていかなくてはなりません
人の心というのは、自分自身が自由に動かすことのできるものです
どれだけ権力を持った者でも、人の心は自由にすることが出来ません
某国の独裁者であっても、恐怖心で人を縛り、自分を称賛させ、尊敬させようとしても、人民の心の中までは強制できず、人々は本心では独裁者を軽蔑し、バカにしているかも知れません
どのような権力者であっても、私たち一人一人の心の中は、各自が自治を与えられ、自らが自由にできます
もちろん、他人に対して影響を与えることは可能ですが、それをどう受け止めて、理解し吸収するかは、各自にゆだねられているのです
その思いをどの方向に進めるかによって、そのひとの未来は決まっていきます
不平不満や嫉妬、猜疑、欲望、怒り、悲しみ、憎しみ、絶望など、ネガティブな思いを発し続けていれば、その人の人生は暗いものとなっていくでしょう
希望や喜び、感謝、愛情や慈悲、献身、努力と勤勉、謙虚さに満ちていれば、その人は明るい未来を手にします
各自が心の運転手であり、ハンドルは握っており、アクセルとブレーキを踏めることを自覚しなくてはなりません
最近は自動運転の車の開発が進んでいますけど、思いも自動にまかせて、統御することなく動かしていれば、あらぬ方向へと行ってしまうことがあります
太陽の光の燦燦と輝く明るい場所に出たいと望むなら、思いのハンドルを握って、明るい方向に進ませていかなくてはなりません
自分の思いは自分で統御することが出来、自らハンドルを握ることで、望みの高台へと到着できるのだと知って下さい
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