2022年12月17日土曜日

地球の闇を克服する道



地球には様々な凶悪犯罪が起こります

幼い子供が、両親などに虐待され、死亡するという痛ましい事件も後をたちません

こうした事件の背後には、人々のもたらす闇の中で行われます

闇とは光の届かず、死角となる場所です

何故世の中に闇は生まれ無くならないのでしょう

それは自分のみよければいいとする、エゴとエゴとのぶつかり合いから闇は発生し、エゴの主張からは闇は消えていきません

人と人とが暮らす中には、調整の原理が無くては闇は広がっていくばかりです

そのために、エゴとエゴとのぶつかり合いによる闇を消すための教えが、古来より説かれてきました

お釈迦様は八正道という、正しさを探求する道を説かれました

お互いに縁起の理法を認めて、正しい道を求めていく中に、人と人との調和の原理を説かれています

もしお互いが自分のみ正しいと、自分の考えだけを押し付けるなら、そこには対立しか生まれませんが、互いに正しさを求めていくことで、エゴの対立を克服していく道を示しています

そしてイエス様は、愛の教えを説かれました

互いに愛し合うことで、エゴによる対立を克服する道を説いたのです

エゴは自分を優先しますが、愛は相手を思いやるため、エゴによる対立を打ち消していきます

愛は、人と人との間に発生する闇を、打ち消す光の役割を果たします

さらに出エジプトのモーゼは、神から授かった十戒を人々に示し、決められたルールの中で人々が生きていくうちで、互いのエゴを調和させようとしました

イスラム教の預言者ムハンマドもこちらに近いかも知れません

この決められたルールに乗っ取って、人々が暮らしていくという方法が、現在の法律のもとともなっているでしょう

現代の法律は人が作ったものではありますが、それに基づいて社会を調和して運営させようとする考えです

これはご存知のように、悪事を働くと法に照らされて罰せられるということで、犯罪抑止になっているわけですが、必ず罰せられるわけではなく、逃れられたり、あるいは、罰せられるのを知ったうえで犯す犯罪などは防げずにいます

日本にも上記のような犯罪の闇がありますが、海外でも犯罪は多くあります

厳重に法律を施行しても、世の中から闇を無くすことは出来ずにいます

これは法律による社会の維持自体に無理があるからです

この世から闇をはらっていく原理として、あと二つの教えも世の中に広まって、根付いていかなくてはなりません

それが上記に挙げた、人と人との調和のための反省の原理であり、相手の事を思いやる愛の原理です

法律の原理はすでに世の中に広まり、浸透していますが、もう二つの原理は広まっていないでしょう

これら三つの原理が有効に機能してこそ、世の中の闇をはらう働きが強くなります

2 件のコメント:

  1. そうなんですよね。
    昨年だったかは電車での犯罪が多かったため
    電車や駅構内?改札口に防犯カメラをつけるべきだとか、そういう意見がたくさんありましたが
    いや、そんなことしても、もう自暴自棄の人間は何でもやるよと
    防犯カメラがあろうが、死刑制度があろうが。

    それよりも、まずは犯罪をしようとする気持ちにならないような社会にしないと
    犯罪はなくならないという意見を出しましたが
    それはあまり賛同を得られなかったです…
    無神論国家ゆえでしょうか。。

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  2. 以前の記事で「お釈迦様は現在で言うとマーケティング能力をとても持っていたのだと思います」とありましたよね

    時代背景やその地域の人々の考え方によって需要を読み、イエス様もお釈迦様もモーセ、ムハンマドもマーケティング力を使いながら真理に繋がるその時必要な教えを人々に説いたので、その現れ方の違いによりそれぞれの宗教に特徴が出たのかしらと思ったりもしました

    自らを顧みない人々や、分け与えることが出来ない人々、道徳的でなかった人々…この記事を読んでいて、それぞれの教えを受けた当時の人々の姿が浮かびあがるようですね

    二千年以上前にそれぞれの地域で広まったこれらの宗教を眺めて知ることが出来る現代のわたしたちは、自分に何が不足しているのか学ぶことができるのではないでしょうか

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