南米ペルーにあります謎の巨大な幾何学模様や動物を模した地上絵は、ナスカの地上絵と言われ有名です
古代のナスカ人が作ったものだとされていますが、一つの絵が大きくて、地上からはその全貌が分からずに、飛行機などの空から見ると全体がようやく見えるという大きなものです
この地上絵について、いったい何のために作られたのか?という謎があります
質問でもナスカの地上絵について取り上げて欲しいとありましたが、私の感じるところでは、この地上絵は、古代の人が星座を模して作ったのではないかと思います
現在でも、星座として、空に見える星々の配列を、オリオン座やふたご座、おおいぬ座、白鳥座、てんびん座等々、見える形にあてはめています
古代のナスカの人も、星々をみて、動物などの姿にあてはめて見ていたようです
星座と他には、太陽や月の運行にかかわる図柄も描いていたようです
そのように、星や太陽や月を模した図柄が、動物や幾何学的に描かれたのでしょう
ではなぜ、そうした星にちなんだ図形を描いたかというと、宗教的な意味合いと、実用的な理由の二つがあったようです
宗教的な理由とは、太陽を崇めて、星々の力を得ようとするものです
太陽は人々に恩恵をもたらしますから、古代でも崇められていました
星々の力とは、実は古代において、南米にはよく宇宙人と呼ばれる存在が飛来していましたので、そうした者を、神様の一種としてあがめる信仰もあったようです
宇宙人に向けて描かれたのではないかという説もありましたが、一部当たっていると思います
実用的な理由としては、この図形をもとにして、季節を判断して、農耕に役立てることができたようです
いまは種まきに適した時期だとか、刈り入れ時期だとかを示していて、それを目印にしていたのでしょう
ちなみに、当時のナスカの文明では、気球のようなものがあったように思います
下で火を起こして、上で袋のようなもので熱い空気を受けて、空へと舞い上がるような代物です
タイの灯篭飛ばし「コム・ローイ」というものがありますが、あのように空へと飛ばす儀式もあったようです
空の上には神々の住む場所があるため、そこへ亡くなった人を送り届けようとする儀式があったのでしょう
ナスカの地上絵が巨大なのも、空から神々やご先祖様にも見れるようにとの思いもあって、上空から判別できるような巨大な絵を作っていったのでしょう
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