2016年12月10日土曜日

広まる薬物問題とカジノ法案




昨日は、成宮寛貴さんの芸能界引退について書き、その原因に週刊誌によるコカイン吸引疑惑の記事があることを述べました

こうした薬物違反による報道が、ここのところ続いていると思います

成宮さんの前には、チャゲ&飛鳥のASKAさんが、覚せい剤使用で再逮捕され、元巨人軍の清原さんも逮捕されましたし、元女優の高樹沙耶さんも大麻所持の疑いで逮捕されました

また、一般の人が、麻薬を使用して、銃で従業員を撃ち殺して、自らも銃で自殺するという事件もありました

こうした麻薬の広まる背景には、楽して喜びを得ようとする考えがあります

スポーツでも学業でも、何らかの目標をもって、それに到達するまでには、血のにじむ努力が必要となり、そうして得られた成功には、大きな喜びがあります

麻薬などを使用する者の考えの背景には、そうした努力はすっ飛ばして、快楽・喜びだけをすぐに得たいという考えがあるでしょう

麻薬の蔓延する社会には、そうした怠け者思想が蔓延しているからといえます

フィリピンでは、大勢の麻薬患者がおり、新大統領は、乱暴と批判されるような手法を用いても、それを撲滅しようとしています

そうした怠けの思想は、カジノなどの賭博にのめり込むのと通じるものがあります

カジノや競輪競馬、パチンコなどの賭博は、数字(順位)を当てたり、手で回したりするだけで、簡単に大きなお金を手に入れることができる場合があります

もちろん、続けていくとやがて、お金をすっていくのですが、一度大勝ちした時の快楽が忘れられず、また賭博を続けてしまいます

そうした賭博が、怠け思想に通じていることは、皆様もわかると思います

今回は、社会で麻薬事件が続いているとともに、IR法案・カジノ法案もろくに議論もされず衆議院は可決されるという動きが出ました

これは日本の社会全体に、怠けもの思想が広まっていることを暗示し、国が衰退していく方向に、流れていこうとしているものだといえます

働かなくても、生活保護で生きていた方が得だ、という考えを持っている人が増えると、当然その国は衰退していきます

そうした保護を得るのは恥だ、自分の飯は自分で得てこそ一人前だ、という思いが増えなければ、国はよくなっていかないでしょう

麻薬問題とカジノ法案の成立は、そうした国の危機を現しています

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4 件のコメント:

  1. 物質的な面では豊かになったけれど、精神的な意味で日本がどんどん堕ちていってる感じはすごくする・・
    いろんな分野で問題が山積みすぎて暴発してきてる気がする。大多数の国民を少数のトップの人たちが統制していくこれまでのやり方ではもうどうにもならないレベルにまできた気がする。

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  2. アンパンマン2016年12月10日 21:26

    有り難う御座います!( ̄- ̄)ゞ参考にさせてもらいます。

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  3. 洪先生。
    縄文人の精神の話をご存知ですか。
    ネットで縄文人の事を調べていたら見つけたのですが、縄文人は比べる事、競う事をせず、1日を満足に生きるにはどうすれば良いかについての精神性が優れていたと書かれていました。
    つまり、余裕を持つ事と生きる為に動く事の両立が出来ていたというところでしょうか。
    この記事の様な出来事が起こるのは余裕が無い事が深いのだと思います。なので、批判するのではなく、私達が余裕を持つ環境を作る必要性が現れたのではと思います。
    おそらく、この様に楽して快楽を得たいと考える人は競争に負けた人であっても負ける前は必死だったところがあるのではと思います。それだけ努力したけれども、かなわなかった為に落ち込み、自暴自棄にもなったかもしれません、薬に手を出す事になったのではと思います。
    頑張る理由にも意味が必要な時が来たのでは無いのでしょうか。洪先生の話は現実と非現実的なものとの両立ができて賛同するところがあるのですが、たまに世直しを求めるがあまり、指摘の対象となる人達の反感を買う事もあると思われますので、そのところは気を付けてください。
    これからもブログ楽しみにしていますよ。

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  4. カジノ法は…現在、パチ業界と政治・警察の癒着が切っても切れない間柄で、なかなか追い出せないから、代わりにカジノを…という、推測ではありますが、聞きました。

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