波風が立たずに、望み通りの人生を歩んでいけるのを望むのが人情でしょう
なるべく悲しいことや、苦しみは避けたいものです
ですが、順調にいっているときには、人は慢心してしまい、ありがたさや人への労りを失ってしまうものです
たとえば、若いころから成功した人は苦言を述べる人を退け、口だけのお世辞をいう者や、YESマンだけを周りに置き慢心していくことが多いです
そして周りの人を見下すようになり、人の苦しみや悲しみに同情できなくなります
苦しんでいるのは自業自得だとか、見捨てるような態度となっていきます
そのように、成功の中にあるときは、人の気持ちに無関心となっていく傾向があります
ですが、いったん上手くいかなくなると、その落ち目になった者からは、YESマンたちは去っていきます
彼らはあなたについていた方が得だと思ったから近づいたのであり、それが無くなれば去っていくものです
あなたのためをほんとに思って、厳しくいってきた人も、あなたは疎遠にしていたため、周りにいなくなっており、孤独な絶望の中に陥ります
そうした不遇の時期を経験していくと、他の人の苦しみ悲しみや、優しさへの有難さを身に染みてわかるようになるのです
悲しみを経験することは辛いですが、魂にとっては向上するための砥石の役割を果たす、この世の貴重な経験となるのです
そうした不遇の時期を経験していくと、他の人の苦しみ悲しみや、優しさへの有難さを身に染みてわかるようになるのです
悲しみを経験することは辛いですが、魂にとっては向上するための砥石の役割を果たす、この世の貴重な経験となるのです
深い悲しみを通った人こそ、他人に優しくなれます
深い悲しみを通過してこなかった魂は、相手が傷つくことも分からず、人につらく当たったり、平気で傷つくような態度をとります
相手の痛みが分からないと、傷口に塩を塗るような事を平気でしてしまいます
自分が成功している時には人に対して厳しい目で見て、「どうしてこんなことも出来ないのか」と突き放す態度を取ってしまいます
自分もまた過ちを犯し、失敗した経験を深くした人は、相手の至らなさを理解し、許す思いが広がります
失敗した後輩や部下に対しても、「自分も昔はこうだったと」優しい一言もかけられるようになるでしょう
順調にある時には、人は慢心してしまい、相手の事を気遣う事が出来なくなってしまうものです
天狗の鼻が折れることで、周りを見つめ、自分を知ることが出来ます
人に対して優しくなれない人は、まだ深い悲しみを通り抜けていないのかも知れないと思ってください
深い悲しみにあって、まだ立ち上がれずにいる人もいますが、その悲しみを通り抜ける事で人は魂の経験が深まり、より味わいのある人間に変わっていきます
悲しみは人へのやさしさへと昇華していくのです
昇華していき、流した涙の分だけ、魂は宝石を手に入れます
2 件のコメント:
いつもありがとうございます。
本当にそうだなと思う経験をしました。
特に学生時代は正論だと思っては言いたい放題して人を傷つけていました。
自業自得じゃんって思ってました。
けれど、とても大きな挫折を味わった時人は押しても引いてもうまくいかない時がある事を知り人を傷つけてきた事を反省しました。
そこからは、周りの人を理解しようと思うようになった、と思います。
そしてどれだけ人に優しくしてもらっていたかを知りました。
人は一人では生きていないということを今では強く感じています。
全くその通りです。
これまで余りうまくいかない事ばかりでしたが、それで良かったような気がします。お陰で他人を馬鹿にしたりなど、とんでもないと思うようになりました。自分を卑下せず、たかぶらず、淡々と生を全うしたいものです。