お盆も近づいてきましたので、私の母の亡くなった時の体験をもとに、人の死後について書いてみたいと思います
三年ほど前に、私の母はこの世を去りました
私を含めた四人の子供たちを苦労しながら、立派に育ててくれたことに感謝しています
子供の身としては、もっと長生きされて、親孝行もしたかったと言う思いもありますが、おそらく母親は人の世話になることを好かなかったため、長く寝たきりになることも無く、本人が望んだような最後を遂げられたのだと思います
この苦しみの多い物質世界で、いままでよく頑張って生きてこられたとありがたく思います
亡くなられてからお通夜の日に母は私の夢に出てきました
その時に背中が冷たいと訴えていました
夢見ている時には何のことだか、意味が解らなかったのですが、起きてから考えて気づきました
沖縄はまだ気温が暑いため、葬儀社の方がドライアイスを下に敷かれていたので、それを言っていたようです
背中に敷かれたドライアイスが冷たくて、それを言っていたのでしょう
通常、亡くなられてから24時間は通夜をおこない、遺体を安置するように決められていますが、これは意味があって、魂と肉体を繋ぐシルバーコードというものが切れるのを待っているのだと思います
母が冷たいと述べたのは、まだ肉体と魂が完全に切り離されていない状態であったため、肉体の方の変化を感じられたのでしょう
伝統的な通夜には意味があって、魂と肉体を繋ぐシルバーコードと呼ばれているものが、切り離されるのを待つ時期だったのですね
科学的にはすでに生体反応が無くなっているため、温度を感じるなんてありえないことでしょうが、魂の真実としては、事実そうしたことがあるようです
昔の人はシルバーコードのことをわかっていたため、通夜と言う儀式を行い、完全に切れるのを待ってから埋葬したのですね
話しにはきいておりましたが、母の死を体験し、実際にそうしたことがあると教えていただきました
その翌朝になります、起き掛けに見えた母は白装束を着ている姿でした
納棺の時に、白装束をおさめますが、それを着た姿だったように感じられます
それと80歳で亡くなりましたが、もっと若い姿だったようでした
昔からの言い伝えでは、白装束を着て、あの世への旅路を歩むと言うことになっておりますが、あの世への旅立ちの準備をしているという意味合いで、象徴的に白装束を着て見せたのではないかと思います
話しは変わりますが、以前に親戚の方で若くして亡くなられた人が、夢に出てきたことがあります
夢の中でトラックを運転していて、まだ自分が亡くなったことに気づいておらず、まだ仕事をしているような状況でした
そして「もう仕事はしなくても良いから、ご先祖の墓の方に行かれるように」とお話しをしたのですが、「休むと叱られるから」と言って断られるという事があって、記事にも書いたことがありました
ご本人はまだ亡くなられた自覚がなく、いまだに仕事を続けている意識でいたのでしょう
そのように、死後について知識もなく、自覚の薄い方の場合には、亡くなられていても未だに”通勤”しているような方もいらっしゃるようです
私はその親類が何のお仕事をされていたか知らなかったのですが、母の法事の際に、親戚の方にうかがうと、やはり荷物の運搬でトラックの運転などをされていたと聞きました
やはりただの夢ではなくて、実際に睡眠中に霊的に接触していたのだと思われます
法事で親類が集まったことで知ることが出来ました
人によって早々にあの世への旅立ちを行い方もいれば、まだ亡くなられたことへの自覚がなく、生前のままの姿でいることもあるようです
やはり生前に「あの世などない。死んだら無だ」と思われていた人は、自身の死の自覚がなく、死後に迷うことになるようです
おそらく都会などでは、死んだことに気づかずに、いまだに通勤電車に乗って”出社”している霊も多いのでしょう
そうしたことでも、霊的な知識の普及は必要なのだなと思います
この世でさ迷ったり、死の自覚無く働いたようにしていたり、どうしてよいか分からずに、子孫に憑依するような事にはならないでいただきたいです
伝統的には四十九日といいますけど、大抵は死後の一か月から二か月ほどはこの世にとどまり、死後の家族の様子などを見ながら、やがてこの世への執着を断って、あの世へと旅立つことが多いでしょう
それくらいの期間はかかるとしても、なるべく早くにあの世への旅だちをされるのがよいですね
8 件のコメント:
私の家族の49日の法要が終わった夜、その故人の想い出話に花を咲かせていた時、皆の前で、数十年ぶりについた花木のつぼみがモゾモゾと動き、咲き切ったかと思うとポロッと花ごと落ちました。
真っ白な花でした。
洪様のお母様も真っ白な気持ちで旅立たれたのですね。
よかった。。。
大洪さんのお母様、大洪さんを産んで下さってありがとうございました。
いつもブログでたくさんのことを勉強させて頂いております。
私も自分の親が亡くなった時には感謝の気持ちで見送りたいと思います。
慎んでお悔やみ申し上げます。
現世での大役を果たされ、卒業されたのですね。
私の父も昨年亡くなり、お彼岸に光の世界へ旅立ちました。
それまでは父の匂いがしておりましたが、ピタッとなくなりました。
姉の夢に「先にいっとくね」 と出て来たようです。
人として生まれ、来世の自分に宿題を残さないように、貴方のブログで学ばせていただいております。
お母様も光の世界に無事に着かれる事をお祈りさせていただきます。
ご愁傷さまでございます。
いつも勉強になります。
お母様のご冥福をお祈りします。
読んでいて、自分の母親のことを考え感謝の気持ちがいっぱいになりました。
この度は、ご愁傷さまです。心よりお悔み申し上げます、良い所へ旅立たれたと分かられていらしても、肉体がこの世から消えてしまうのは、本当に淋しいものだと思います。洪さんのお母様が高き神界に導かれ光り輝きますように祈らせて頂きます。いつもあれがとうございます。
心よりお悔やみ申し上げます。
無事にお母様が、天の光へ還えられますことを願っています。
洪さんの記事を拝読しながら、母が通院しながらですが元気で居てくれていることが有り難く、溢れるのは感謝の気持ちばかりです。もっと母の笑顔が見たい、親孝行しなきゃなと素直に思いました。
洪さん、いつも色んなことを気付かせてくださり、教えてくださりありがとうございます。
お寂しいと存じますが、どうぞ心丈夫でいらしてくださいね。それから季節の変わり目にてご自愛くださいませね。
お母様のご冥福をお祈りいたします。
題名は忘れてしまったのですが、洋書で幼い男の子が天国に行って帰ってきた話読んだことがあります。
この世に帰ってきたその男の子が、「亡くなって天国へいくと、自分が生前好きだった時の姿でいられる」と話したそうです。
例えば、高校生の時の自分が好きなら、その自分の姿まで若返ることが出来るようです。
だから、お母様は80歳で亡くなられた時のお姿よりも、お若く見えたのではないかと推測します。
洪さんを産んでくださったお母様、ありがとうございます。
洪さんのような素晴らしい息子さんを持ち、お母様は安心してまっすぐに天国へと導かれて行かれますね。
と