アンケートで質問がありましたので高村光太郎と、その妻 智恵子の過去世の縁を書いてみます
高村光太郎さんは彫刻家や詩人として有名な方ですね
光太郎さんと智恵子さんはとても深く愛し合っていた夫婦で、光太郎は30年以上にわたり一人の女性を愛しぬいた軌跡を『智恵子抄』として書き上げています
智恵子は実家の破産などもあり、心を病んでしまい、そのまま治ることなく亡くなられてしまいました
その愛妻の死を体験して書いた詩は有名な「レモン哀歌」で、以下に紹介いたします
「レモン哀歌」
そんなにもあなたはレモンを待っていた
かなしく白くあかるい死の床で
わたしの手からとった一つのレモンを
あなたのきれいな歯ががりりと噛んだ
トパアズいろの香気が立つ
その数滴の天のものなるレモンの汁は
ぱっとあなたの意識を正常にした
あなたの青く澄んだ眼がかすかに笑ふ
わたしの手を握るあなたの力の健康さよ
あなたの咽喉に嵐はあるが
こういう命の瀬戸ぎわに
智恵子はもとの智恵子となり
生涯の愛を一瞬にかたむけた
それからひと時
昔山巓(さんてん=山頂)でしたような深呼吸を一つして
あなたの機関はそれなり止まった
写真の前に挿した桜の花かげに
すずしく光るレモンを今日も置かう
高村光太郎さんの前世は僧侶であり、仏像を彫ってもいたようです
今世も彫刻家であられましたが、前世においても仏像を作られていたようで、芸術的な才能は過去世からずっとお持ちだったのでしょう
出家された僧侶でもあられて、その時に在家の信徒の中に智恵子さんの前世の方がおられたようです
そして前世においてもお互いに惹かれあったのですが、光太郎さんは出家の身の僧侶であったので、結婚はおろか女性に触れることも禁じられていました
2人は愛し合っていたのですが、その事はやがて周囲に知られて、離れ離れに引き裂かれることとなったようです
そのような一緒になれない悲しみがあり、今世ではいろいろな障害を乗り越えて2人は結ばれたのでしょう
※その他の有名人の方の前世につきましては「有名人の前世まとめ」に記事のリンクを集めていますので参考にして頂ければと思います
いつも楽しく拝見しております。
返信削除キルケゴールとレギーネ・オルセンとの過去世の縁なども、宜しければお願いいたします。
アンケートでも記入いただいてますね
削除だいぶ予約が溜まっているので、遅くなると思われます
気長にお待ちいただけたらともいます
視て頂きありがとうございました。「智恵子抄」の概要は教科書で読んでなんとなく知ってはいたのですが、最近この二人について詳しく知り、過去世が気になっていました。過去世でも二人で創作活動をしていたのかなぁと予想していましたが…。それにしても、光太郎の智恵子に対する愛情は まるで信仰のようですね。
返信削除かつては熱心な振興課であったようですからね
削除熱心さは受け継いでいるのでしょう
過去生では信仰故に決して実体をもって寄り添うことが許されなかった悲恋な御縁が、変わらぬ愛でもって見事に来世ではそのような内容は覆され解き放たれることが出来たんですね~
返信削除それにしても、愛する人と引き裂かれ一緒になれない辛さとはどれほどのものでしょうか・・・
真に互いに愛し愛された高村さん夫妻の心情の根底には、過去の世において果たしたかった永遠とも言えるような愛の繋がりが、確かにあったんですね!
そんな背景を考えると、 ほんとに切なく感動しますよ
愛は時空を超越し、存在し続けるんだと確認致しました!
愛は目に見えないものですが
削除目に見える確かなものと思える物質はいつか消え去りますが
愛は遠い昔から続いていることがあるのですね
智恵子さんの発病で、光太郎さんは辛い思いをしたのではないかと思いますが、
返信削除作品からは苦労よりも智恵子さんへの深い愛情を感じます。
自分のことよりも他者への愛情、思いやりにあふれた方だったのですね。
いろいろあったでしょうが、今世で2人は結ばれたことが幸せだったと思いますね
削除光太郎さんと智恵子さんの愛の形はもはや信念さえ感じます…
返信削除きっと相手を想うという愛の深さは、己をも虚しくして、相手を尊めるものなのですね。
ここ数日、蜂蜜レモン、レモン塩等とレモン日和で、このレモン哀歌を拝読させていただき、心が震えました。。
こんばんは
削除レモン続きだったのですか
シンクロがおこっているようですね
深い絆で結ばれた二人が時を越えて悲願を全うし、幸せであったと聞いて胸を打たれました。
返信削除貴重の記事をありがとうございます
はい
削除今世ではようやく一緒になれて魂としては幸せだったと思います