2022年4月19日火曜日

神様の正体とは? カタリ派の説いた二神論


カタリ派は中世のヨーロッパで興隆したキリスト教の一派で、清浄派を意味します

カタリ派では二神論を唱えていて、旧約聖書にある地上を創造した神を悪神とし、この世に関する物質的なものはすべて悪神(サタン)に属すると考えます

そして人間は本来、善神の天使(霊魂)なのですが、悪神によって肉体と言う牢獄に封じ込められているとのべます

カタリ派の一部では魂の転生輪廻も信じられています

この世から逃れるための唯一の方法が、汚れた世俗と関係を断ち切って禁欲生活を送ることと考えました

この世を苦しみの世界と捉えて、輪廻からの解脱を考えた仏教思想と通じるものがあるように思います

旧約の神と言うのは、異民族と言うだけで女子供まで皆殺しを命じたり、人類に疫病や洪水などの罰を与える裁きの神として描かれています

この旧約の神はシュメール神話についた記事で書いたように、人類をエデンから追放したとされるエンリルという存在で、実はこの存在が裁きの神や人々を恐怖などで支配しようとするものです

一方のイエスが語った天の父と言う存在はこれとは違っていて、慈愛に満ちた存在であり、太陽のように人々を慈しむ方であります

グノーシスやカタリ派ではこの旧約の神(エンリル派)とイエスの天の父(エンキ派)の違いを理解しており、それゆへ旧約の神の方を否定するために、この世を作った(と旧約でされている)神は悪神であり、この世も否定しています

イエスの述べた天の父こそ善神であり、旧約の神とは違うと理解していました

ですがこうした主張をした宗派はすべて異端として滅ぼされてしまいました

なぜなら当時カトリックの教会を支配していたのがエンリル派であったため、滅ぼしにかかったと言えます

このように歴史の背後ではエンリル派とエンキ派による対立が続いていたと言う事です

これは私がブログで述べていますように、宇宙の存在にも、人々への愛や奉仕を望む勢力と、人々を恐怖や力で支配しコントロールする勢力がいることを述べていますが、言い方はかわっていますが同じことを言っています

10 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

いつも貴重なご教示有り難うございます。
私は、歴史に興味があり、かねてから坂本龍馬を暗殺した真犯人を知りたいと思っていました。
是非、洪様の御見解をお聞かせ願えればと思います。
よろしくお願い申し上げます。

洪 正幸 さんのコメント...

こんばんは
竜馬暗殺は歴史のミステリーの一つですね
実際の犯人は京都見廻組で間違いないだろうと思われます

匿名 さんのコメント...

こんにちは、洪さま。

この記事を読んでいてフランシスコザビエルのイメージが思い浮かびましたが、
その後、TVでフランシスコザビエル ミイラの事ちらっとやってて、ドキッとしました。

洪 正幸 さんのコメント...

こんばんは
フランシスコ・ザビエルですか
どうしてでしょうね
あなたとザビエルさんがご縁があるのかもしれませんね

匿名 さんのコメント...

カタリ派の教義はちょっと極端で、暗いイメージがあります。そしてそれを迫害するキリスト教会は、それに輪をかけて暗くて、心が痛いです。宗教について、人間は、なぜこうも、寛容になれないのでしょうか。

Unknown さんのコメント...

ラー文書も同じことを言っていますよね。ポジティブサイドとネガティブサイドのどちらも地球の歴史に介入しているようです。

匿名 さんのコメント...

グノーシスにおける、ルシ○ァーの位置づけは、
真実どのようになっているのでしょうか?

Unknown さんのコメント...

宇宙は電気で満ちていると思います。だから神様も多分電気関係(?)でできてるかも。それも、意思のある慈愛に満ちた電気かなぁ〜。

匿名 さんのコメント...

まさに愛の電気を操る電気技術者でしょう。

匿名 さんのコメント...

闇の神として存在するアヌンナキは宇宙の外の存在ですが、私たちの宇宙でも活動できるアバターとしてのアナンヌキもいるようです(地球に来てDNA操作した存在はアバターのほうだと思われます)。過去の地球の文明をみても、すべての文明は闇に覆われ、リセットされてしまっています。グノーシスやカタリ派など、闇にとってけむたい存在はつぶされています。ちまたに溢れるスピリチュアルも、大方、ネガティブの影響を受けているものばかりです。


一般の人々は、いつの時代も闇の支配コントロールの中にいて、真実を知らされない存在であるか、闇に染まってしまっていました。光をかかげるものは、いつの時代も少数派でした。


そういった歴史や状況を見ても、思った以上に闇の支配は強いことがわかります。ビッグバンは、宇宙の外の存在が自分たちの世界に足りないものを得るために、意図的に行ったものという話です。私たちのいる宇宙が始まる前は、世界は闇しかない世界でした。ビッグバンの副産物として、私たちの源である魂の粒子もできました。闇の存在は、自分たちの世界に足りないものは、ビッグバンにより手に入れることはでき、世界は完成しているそうです。そして、副産物としてできた魂の粒子に目を付けました。



信じるも信じないもあなた次第です、というお話ですね。ちなみに魂の粒子にも様々な特性があり、日本人として生まれた魂は、闇が優勢であって地球(宇宙)の勢力図をひっくり返すことのできる可能性を秘めた特性を持っています。

今後のコメントは X(旧Twitter)にてお待ちしております。