昨日はカルマについて書いてみました
そのなかでケイシーがリーディングしたローマのコロッセオの時代に、負傷した方を見て嘲笑った前世を持つ人のことを述べました
それで思い出したのですが、以前の政権の時に、事業仕分けなるものが注目を集めて、とある女性議員が色々やっているところをテレビなどでもよく放映されていました
その元タレント女性議員が事業仕分けをされている姿を見て、かつてのローマ時代に、コロッセオで罪人やクリスチャンなどを猛獣に襲わせて戦わせている様を、高笑いして眺めている貴族の女性の姿が浮びました
「パンとサーカス」という言葉が残っているように、その時代は見世物などが盛んで、罪人や初期のキリスト教徒を残忍な方法で処刑するのを大衆に見せて、それで人々の鬱憤などをガス抜きさせる効果と、娯楽として提供するということをしていたのでしょう
ローマ時代の方はおそらく政治的な意図を持って、人々を見せしめに処刑させ、支持を得るという行為に携わっていた方だったのでしょう
そして今世でも、見世物・パフォーマンスとして悪人を作り出し、それを公開の場で苦しめることで、人々の支持を取り付けて、自らの力とするところがあったように思います
前世とまったく同じではありませんが、似たような設定をつくりだして、同じようなことを繰り返すと言うことがあります
この方の場合も、前世からのカルマと言ってもいいと思いますが、同じようなシチュエーションでありながら、それをプラスに転じて、世の中をよくする方向でされればカルマの刈り取りもあったのだろうと思います
今世の事業仕分けを見ていると、残念ながら自身と政党の支持を広げる役には立ったのでしょうが、世の中に有用なものを切り捨ててしまい、かえって悪くした面が強いように思います
コロッセオで残忍な場面を喜んで見ていた人々も、事業仕分けに共感して支持していた人の中にも、共通して心の中に怒りや憎しみなど、ネガティブな思いが内にあって、それが共感を呼んでいたといえます
テレビや映画でも残酷なシーンやグロテスクなものが現在でもよく流行っていますけど、人々の多数決をみると、どうしてもそうしたネガティブなものに引かれやすい人のほうが多数であることを示しています
民主主義は一人一票を原則として成り立っていますけど、大多数の人がそうしたネガティブなほうに惹かれやすいという弱点があります
そのため民主主義がよく機能するためにも、人々全体の意識向上が必要となってくるものと思います
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